「朝4時に起きて、筋トレして資格の勉強までして、仕事もバリバリやって……。そのモチベーションはどこから湧くんですか?」
たまにそう言われることがあります。
でも、実態は少し違います。
私がこれほどまでに自分の
「レベル上げ」
に執着しているのは、仕事(会社員としての業務)に対して、ある種の見切りをつけているからです。
今回は、私がたどり着いた「仕事との理想的な距離感」について、戦略的な視点からお話しします。
90歳の祖父から学んだ「ライフワーク」の本質
私の実家は自営業で、今年90歳になる祖父は今でも現役で仕事に取り組んでいます。
幼い頃からその姿を見てきた私にとって、仕事とは「生活の一部」であり、
人生の最後まで続けられる
「ライフワーク」
という感覚がありました。
自分の名前で看板を出し、自分の責任で商売をする。
そこには人生と仕事の心地よい一体感がありました。
しかし、社会に出て、公務員(自衛官)や会社員を経験する中で、決定的な違和感に気づいたのです。
会社員という仕組みにある「レベルキャップ(定年)」の残酷さ
組織で働く以上、どれだけ優秀で、どれだけ会社に貢献しても、避けて通れない「システム上の終わり」があります。それが定年です。
成果で評価されて会社から追放されるならまだ納得がいきます。
しかし、実際は「年齢」で、強制的に追放させられるのが会社員という仕組みです。
どれだけ高い熱量で人生を捧げても、60歳前後で
「もう若くないからさよなら。余生を楽しんで」
と放り出される。
この構造を冷静に分析したとき、私は思いました。
「リターンが限定的な期間限定イベント(会社員)に、自分の全リソース(人生)を全振りするのは、戦略として悪手ではないか?」
「静かな退職」は、逃げではなく「リソースの最適化」である
そんなモヤモヤを抱えていたときに出会ったのが、
「静かな退職(Quiet Quitting)」
という言葉でした。
これは仕事を辞めることではなく、
「必要以上に仕事へ人生を捧げない働き方」
を指します。
自分の考えを見事に言語化していると感じました。
私はこの考え方を、以下のように解釈しています。
- 契約はプロとして完璧にこなす: 与えられた役割はきっちり果たす。
- オーバーワークしない: 評価のためだけのサービス残業や、過剰な責任感は持たない。
- 余力を残して自分のクエスト(人生)に振る: エネルギーを、健康管理、資産形成、家族との時間に投資する。
自衛隊時代、極限の使命感ゆえに、組織と個の境界線が曖昧になっていて極限まで追い込む同僚先輩を沢山見てきました。
確かに国を守り、国難(災害)で活躍する崇高な使命をもっていますが、中の人達が潰れる組織は健全な組織ではないと思っています。
社会を支える責任感は立派ですが、「組織という箱」は、あなたが壊れたときにあなたとあなたの家族の人生の責任までは取ってくれません。
リスクとリターンの構造を理解する
会社経営者は凄まじい責任とリスクを背負っています。
だからこそ、成功した際のリターンも莫大です。
対して、私たち会社員は「安定」という恩恵を受ける代わりに、リターンには上限があります。
「リターン(給与)にキャップ(上限)があるのに、責任感だけは経営者レベルを求められる」
この歪んだ構造に飲み込まれてはいけません。
会社員という「低リスク・中リターン」の雇用形態を最大限に活用しつつ、余力は「自分の看板(スキルや資産)」を育てるために使う。
これが、現代を生き抜くパパにとっての最適解だと私は確信しています。
私の「メインクエスト」は家族と健康にある
私には2人の子どもがいます。
もし仕事に人生のすべてを捧げてしまったら、子どもと遊ぶ体力も、家族と思い出を作る時間も、自分自身の健康も損なわれてしまいます。
「パパレベルアップ中」というこのブログで私が目指しているのは、
「会社での出世」
ではなく、
「人生という名の壮大なクエストの攻略」
です。
- 朝4時に起きるのは、 会社の仕事のためではなく、自分のスキル(Security+や簿記)を磨くため。
- 毎日筋トレをするのは、 長い人生を最後まで自分の足で楽しむ「スタミナ」を維持するため。
- 資産形成に励むのは、 60歳のレベルキャップ(定年)が来たときに、路頭に迷わない「防御力」を固めるため。
結論:仕事は大事。でも人生の「すべて」じゃない
仕事を頑張ることは素晴らしいことです。
むしろ、仕事が楽しくてライフワークになり得る方は全リソースを使うのも良いと思います。
ですが、健康を壊したり、家族との時間を犠牲にしてまで守るべき「組織(他人)」なんて存在しません。
仕事は、人生を楽しむための「資金稼ぎ(サブクエスト)」くらいの距離感でちょうどいい。
余ったスタミナを、本当に大切な「自分のパーティー(家族)」や「自分のステータス」に注ぎ込みましょう。
完璧を目指す必要はありません。
今日も仕事はプロとして100%こなし、定時で切り上げて、最高のパパとして100%を過ごす。
そんな「戦略的な距離感」を、これからも大事にしていきたいと思います。



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